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ITエンジニアスカウト返信率UPへの秘技5選
〜スカウト文面例付き〜

ITエンジニアスカウト返信率UPへの秘技5選
〜スカウト文面例付き〜

ITエンジニアスカウト返信率UPへの秘技5選

こんにちは!ITエンジニアのキャリアに本気で向き合う転職サイトForkwell(フォークウェル)です。

エンジニア採用において、ダイレクトリクルーティングは主流な採用手法の一つです。

しかし、エンジニアは採用難易度が非常に高く、採用決定までこぎつけるのはもちろん、そもそもスカウトの返信がエンジニアから来ないと悩む企業は少なくありません。

本記事では、スカウトの返信率が低い要因を解説した上で、エンジニアにとって魅力的なスカウトを構成するコツについて、事例を交えながら解説します。

目次

スカウトの返信率が落ち込む要因と解決策

スカウトの返信率が落ち込む原因と解決策

要因:スカウトが開封されておらず、返信が無い

エンジニア採用でのスカウトの運用において何よりも重要なのは、転職に対してアクティブなエンジニアにスカウトアプローチすることです。ここで定義する「アクティブ」とは、転職媒体に頻繁にログインしている状態を指します。スカウトアプローチしたいエンジニアが見つかったら、最終ログイン日が直近かどうか、必ずチェックしましょう。

直近数日以内にログインしているエンジニアと、半年前にログインしたきりのエンジニアでは、転職意欲に差があるのは明確です。しばらくログインしていないエンジニアにスカウトを送っても、そもそも開封すらされない可能性が高いでしょう。一概には言えないですが、転職に本気で取り組んでいるエンジニアほど、ログイン頻度は高くなる傾向にあります。

解決策:最終ログイン日が1週間以内のエンジニアに絞る

全くログインしていなかったり、アクセス頻度が低いエンジニアにスカウトアプローチをしても、スカウトを開封すらしてもらえないかもしれません。

そのため、まずは最終ログイン日が1週間以内のエンジニアに絞ってスカウトアプローチすることをおすすめします。最終ログイン日が1週間を過ぎると、徐々にスカウトの返信率が落ちていく印象です。スカウト送付から2週間以上が経過すると、一気に反応が悪くなります。

そのため、理想の最終ログイン日である1週間以内、長くとも2週間以内に絞るようにしましょう。

Tips:「転職意欲」の設定は絞りすぎない

同時に、エンジニアが媒体上で自ら表明している「転職意欲」設定も絞りたいところですが、あまりおすすめしません。ログインしていれば、転職意欲は一定以上あると考えてアプローチしましょう。

エンジニアの転職は、長期化することが多いです。背景として、情報収集をしておき、タイミングが良い時に転職活動に取り掛かるエンジニアが増えていることが影響しています。そのため、いわゆる「転職潜在層」のエンジニアにもスカウトアプローチできるよう、最終ログイン日を絞った上で「転職意欲」設定は幅広く持たせてエンジニアにスカウトを送りましょう。

要因:求人票を閲覧する前に離脱され、返信が無い

エンジニアがスカウトに返信するか判断する材料は、主にスカウトと求人票の内容です。基本的には、スカウトを読み、興味を持ったら求人票に遷移する流れです。そのため、スカウトでエンジニアの興味を引くことができないと、求人票すら読んでもらえないこともあるのです。

スカウトに記載の情報が少なかったり偏ったりしていると、魅力を訴求しきれずに離脱されてしまうことはイメージしやすいかと思います。一方で、文章量が多過ぎても、最後まで読まれずに離脱されてしまうケースもあります。稀に、スカウトで全てを伝えようと求人票よりも情報量が多いスカウトを送っている企業を見かけますが、逆効果になってしまいます。

解決策:スカウトは要点をおさえ1分で読める分量にまとめる

スカウトが求人票に遷移するフックとなるよう、エンジニアにとって魅力的に感じる情報を、過不足なく盛り込みことが重要です。スカウトには要点のみを記載し、1分あれば読める長さにまとめましょう。

スカウトに全てのアピールポイントを記載したいところですが、それは避けるべきです。スカウトは、エンジニアが求人票を閲覧するためのフックとなる役割を担います。アプローチするエンジニアが特に魅力的に感じるであろう情報に絞って記載することで、求人票への遷移に繋がります。

次に、アプローチするエンジニアに伝えたい要素を3つ程度に絞りましょう。エンジニアによって魅力的に感じるポイントは異なります。事業内容、開発環境、働きやすさ等様々です。アプローチするエンジニアのプロフィールを読み込み、より魅力的に感じてもらえそうな自社の魅力をピックアップしてスカウトに記載しましょう。

要因:提示年収が魅力的でないので、返信が無い

エンジニアは、転職のタイミングで年収アップを目指すのが基本です。スキルが高いエンジニアの中には、転職により200万円以上年収が上がったケースも見られます。

そのため、スカウトを送る際、アプローチしたいエンジニアの現年収よりも高い年収を提示しないと、勝負の土台にすら乗れないことも多いです。いくら年収以外の部分で魅力があったとしても、現年収よりもダウンする金額や、相場よりも低い金額を提示してしまうと、スカウトの返信率はガクッと下がってしまいます。それほどエンジニアにとって年収は重要なものなのです。

採用時に自社が提示している年収レンジが、そのエンジニアにとって適切かどうか、今一度見直してみてはいかがでしょうか。

解決策:適正年収であるか確認する

スカウトを送るエンジニアの経験やスキルに対し、フェアな年収を提示できているか、相場を下回らない金額設定になっているか、改めて確認しましょう。

オファー時の想定年収だけでなく、将来的にどれほど年収がアップする可能性があるか、スカウトに盛り込めると良いですね。実際に在籍しているエンジニアの給与アップ例を記載すると、入社後の具体的なイメージが湧きやすくなります。

あなたは上位何%?ITエンジニアの年収分布まとめ【データベース完全公開】

参考:ITエンジニアの年収分布まとめ【データベース完全公開】

本記事では、2022年4月時点で Forkwell に登録するIT/Webエンジニアの匿名データのうち1万人分を分析し、年代別・経験別の年収を解説します。単なる平均年収にとどまらない、世代別の年収分布、スキル別の年収分布を詳細に出したレポートです。

要因:スカウトにコピペ感があるので、返信が無い

相手の経歴や個人的な志向性に言及せず、誰が読んでも当てはまってしまうようなカスタマイズ性ゼロのスカウトは、エンジニアがもっとも嫌うスカウトです。スカウトがコピペだと「本当にプロフィールを読んだ上でスカウトを送っているのか?」と、不信感に繋がってしまいます。

当たり前ですが、スキルが高い魅力的なエンジニアほど、日々たくさんのスカウトを受け取っています。そういったエンジニアにこそ、競合他社のスカウトに埋もれないよう、コピペではなく1to1のスカウトを送るべきです。

とはいえ、カスタマイズの必要性は理解しているけれど、中々リソースが確保できないと、悩む企業も少なくはないでしょう。しかし、効果が出にくい空振りのスカウトを大量に送り続けるよりも、1通1通相手のことを考えてスカウトを送った方が返信率は向上する傾向にあります。

採用工数の観点からも、結果的に少ないアクション量で会いたいエンジニアに会うことができるため、リソース不足の状況下であれば、なおさらコピペのスカウトはやめるべきです。

解決策⓵:相手の経歴や希望に言及する

まずは、スカウトからコピペ要素を除外することが第一ステップです。「あなただからこそスカウトを送りました」という意思を伝えるために、アプローチしたいエンジニアの経歴やスキル、将来やりたいことに言及します。

まだカスタマイズに慣れていない場合は、以下の視点から相手に合わせた文章を作成してみましょう。

  • ・相手の経験技術と自社の技術スタックが一致している
  • ・相手の志向性と採用したいエンジニア像が合致している
  • ・相手の将来やりたいことや実現したいキャリアを、自社で叶えられる環境がある

余力があれば、カスタマイズは1つのみではなく、複数のポイントにまたがって言及しましょう。スカウトの返信率が高い企業の中には、カスタマイズ部分がスカウト文面の半分以上を占めるケースもあります。

プロフィールをしっかり読み込み、相手に本気で向き合って作成されたスカウトは、受け取ったエンジニアの心に響くものです。慣れないうちは時間がかかるかもしれませんが、地道に頑張りましょう!

解決策⓶:社内のエンジニアから協力を得る

エンジニアの興味を引く魅力的なスカウトは、エンジニア視点で書かれていることが重要です。しかし、エンジニア視点のスカウトを作るのは、技術的な知見がないと中々難しいものです。そのため、社内のエンジニアから協力を得られるかが鍵となります。

社内の開発環境や入社後の業務内容など、スカウトに盛り込む技術的な情報を社内のエンジニアにヒアリングしている企業は多いでしょう。しかし、ヒアリングした内容をエンジニアの興味を引くレベルまで落とし込んだ文章にするには、高レベルな技術的知識が必要です。

エンジニア採用に力を入れている企業の中には、スカウト文面の作成を社内エンジニアが担当していることもあります。欲を言えば、採用決定に至るまでの全フローにエンジニアが携わっていることが理想的です。

しかしエンジニアも忙しいため、いきなり協力を得ることは難しいかもしれません。まずはスカウト対象者のピックアップや、スカウトに盛り込むカスタマイズ部分のみの文章作成など、一部業務を社内のエンジニアに担当してもらう方法もあります。人事だけでスカウトの運用を行っている場合は、社内エンジニアの協力を得られないか検討してはいかがでしょうか。

エンジニア向けのスカウト文面例

エンジニア向けのスカウト文面例

ここまで、スカウトの返信率を向上させるためのポイントをいくつか解説してきました。

それを踏まえた上で、実際にスカウト文面に使える例文をご紹介します。

〇〇様

株式会社GroovesでCTOを務めているxxxと申します。

React、TypeScriptを用いた開発ご経験と、スクラム体制の中、案件の主担当としてチームをリードされている点に魅力を感じ、スカウトをお送りしました!

また、将来的にはマネジメントもご経験されたいとのことですが、入社後はスペシャリストとしてご活躍いただき、ゆくゆくはリーダーやEMなど組織を牽引するポジションもお任せしたいと考えています。その他、叶えたいキャリアや経験したい業務があれば、ぜひお話をお聞かせください。

当社は「hogehoge」という20万人以上が利用するサービスを展開しています。現在はさらにサービスの質を向上させるフェーズを迎えましたが、実はアジャイル/スクラムを取り入れた開発スタイルを構築したばかりです。

働き方としましても、フルリモート・フルフレックス制を導入しています。今後も働きやすい環境作りに積極的に取り組んでいく予定です。

少しでも興味をお持ちいただけましたら、私とカジュアルな情報交換の機会をいただけないでしょうか?CTOの立場から、気になることはできる限りお答えします。お気軽にご返信いただけますと幸いです!

スカウト文面のポイントを解説

  • ・個人名をしっかりと記載している
  • ・魅力的に感じた経歴やスキルを明記している
  • ・希望するキャリアプランを叶えられるとアピールしている
  • ・事業内容は簡潔に記載した上で、成長している旨と伸びしろがある点を明記している
  • ・CTOがスカウト送付とカジュアル面談を担当することで、相手への熱意を伝える
  • ・カジュアル面談は情報交換の場とすることでハードルを下げる

まとめ

以上、スカウト採用におけるスカウトのポイントについて解説しました。

エンジニア転職市場は今後も競争が激化していくことが予想されますが、工夫を凝らし地道に続けていくことで、採用成功に繋げられる可能性は十分にあります。

とはいえ、自力ではなかなかコツを掴めず、成果に直結しないこともあるかもしれません。

フォークウェルでは、ご利用いただく全ての企業様に専属のカスタマーサクセスが就き、スカウト文面の添削やブラッシュアップをご提案します。スカウトに限らず、エンジニア向けに最適化された求人票へのブラッシュアップや、採用要件に合わせた効果的な運用方法やノウハウ共有など、企業ごとの課題に応じてマンツーマンでサポートします。

「どうスカウトを改善したらいいかわからない…」「エンジニア採用がうまくいっていない」とお悩みの場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

濱 杏林咲
カスタマーサクセス・広報
濱 杏林咲
大学卒業後はレバレジーズキャリア株式会社に入社し、新卒向けのキャリアアドバイザーとして毎月100名の学生のキャリアに向き合う。株式会社groovesに入社後は、ITエンジニアのキャリアに本気で向き合う転職サイト フォークウェルのカスタマーサクセスとして、約2年間で50社以上のエンジニア採用を支援。フォークウェル活用のためのオンボーディングから採用決定のためのサポートまで、エンジニア採用のノウハウ提供に従事。現在はカスタマーサクセスの経験を活かしながら、広報としてITエンジニア採用に役立つ知識を発信中。
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