CSサポートをフル活用し、約半年で即戦力エンジニアを2名採用!スピード採用を実現したTVerの採用戦略とは?

企業概要

株式会社TVerは、民放各局が制作した安心・安全なテレビコンテンツを、いつでもどこでも完全無料でお楽しみいただける国内最大級の動画配信サービス「TVer」を運営しています。TVerでは、パソコン、スマートフォン・タブレット、テレビアプリでの常時約750番組の見逃し配信のほか、スポーツ等のライブ配信、民放5系列のゴールデン・プライムタイムを中心とした番組のリアルタイム配信(地上波同時配信)※ を実施しています。(従業員数は2024年1月時点)
※リアルタイム配信では一部テロップが表示されないものがあります。

フォークウェルジョブズ導入の理由と効果

課題

  1. フォークウェル導入前はエージェント経由での採用がメインだったが、母集団形成が難しかった

導入後の感想

  1. 他媒体と比較して、エンジニアに寄り添ったUX設計になっている
  2. カスタマーサクセス(CS)からのサポートが手厚く、具体的かつ寄り添った提案がもらえる

効果

  1. 導入から半年間で2名の即戦力エンジニアの採用に成功
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  • 社名株式会社TVer
  • 事業内容民放公式テレビ配信サービス「TVer(ティーバー)」の運営
  • 従業員数190名
  • 設立2006年4月

Forkwell(フォークウェル)の活用事例について、株式会社TVerの香坂 遼志さん、鈴木 明子さん、宮本 章子さんにお話を伺いました。

約半年間の運用で2名の採用決定に成功されたTVerさんに、採用を行う中で大事にされているポイントなどを教えていただきました。ぜひ最後までご覧ください!

〈香坂 遼志さん〉
人財戦略本部人財戦略タスク部長補佐 採用 兼 組織開発担当
インターネット企業数社でエンジニア採用リクルーターを経験し、その後フリーランスとして外資系メディア企業やAIベンチャー企業等の採用活動の立ち上げ、採用担当の育成などを支援。2022年6月よりTVerへジョイン。TVerの採用組織や採用広報の立ち上げ、各種採用インフラの整備・構築などに従事。

〈鈴木 明子さん〉
人財戦略本部人財戦略タスク 採用担当
新卒でシステムエンジニアからキャリアをスタートし、人事部に異動したことをきっかけに中途採用リクルーターへ。2023年1月よりTVerへジョイン。TVerでは広告事業本部のエンジニア組織や、フロントエンドチーム等エンジニアの採用を担当する他、文化形成等採用以外の施策にも幅広く従事。

〈宮本 章子さん〉
人財戦略本部人財戦略タスク 採用担当
新卒から営業、総務、経営企画、IR、秘書を経験したのち、飲食IT系の会社で開発人事を担当。2023年1月よりTVerへジョインし、主にサービスプロダクト本部のエンジニア組織や、ビジネス部門の採用を担当。

SECTION.1フォークウェル導入の背景

フォークウェル導入前の採用手法を教えてください

香坂:フォークウェル導入前は、エージェント経由を中心にエンジニアを採用していました。

ただ、エージェントに登録しているエンジニアの数はどうしても相対的に少ない面もあり、徐々に紹介してもらえるエンジニアが減っていきました。「自社でスカウトを運用しないとエンジニアを採用するのは難しい」という考えが社内の共通認識となり、ダイレクトリクルーティング媒体の導入を増やしました。

昨年度初めは2〜3社ほど利用していましたが、エンジニア採用の体制が立ち上がって間もなく、正直自社でスカウトを定常運用できていない状況でした。
実績が上がり始めたこともあり、今年度に入ってからフォークウェルを含めた複数社のダイレクトリクルーティング媒体を追加で導入しました。

フォークウェル導入の決め手となったポイントを教えてください

香坂:シンプルに、採用したいエンジニアがデータベースにいそうだなと感じたからです。

個人的な理由ですが、前職でフォークウェルを利用して採用実績が多く作れたことも背景としてあります。前職での経験から、フォークウェルでエンジニアを採用できるイメージがついていたので、当社での利用にも繋がりました。

SECTION.2フォークウェルを使ってみての感想

貴社のフォークウェル運用体制について教えてください

香坂:会社全体でエンジニア採用の緊急度が高く、採用全体の70%はエンジニア採用に注力する方針です。各部門ごとに担当リクルーターを設置し、それぞれがスカウトを送付する候補者のピックアップからクロージングまで一貫してコミットしています。

宮本:スカウト送付は母集団形成に重要な取り組みですが、どうしても優先度が下がってしまうので、週に4回程度、スカウト送付のためのミーティングをセットして、リクルーター全員で協力して送付する体制にしています。

フォークウェルを導入後、機能面で魅力に感じている点はありますか?

鈴木:2点あります。

1. 求人票の自由度が高く、エンジニア視点に立った求人票を作成できる
2. スカウトの送信数や文字数に制限があるからこそ、本当に伝えたい情報に絞ってアプローチできる

1. 求人票の自由度が高く、エンジニア視点に立った求人票を作成できる
フォークウェルの求人票は決まった入力項目がなく、ほぼ自由記載です。正直、導入当初は自由度が高すぎて、何を入力していいかわからず困った場面もありました(笑)。そのため、他の媒体で公開している求人票の内容をそのまま掲載することもありましたが、担当のCSにフィードバックをもらいながら、少しずつ見やすい形に調整しました。

自由度が高い分、自社の魅力を最大限に記載した求人票に仕上げることができるので、しっかりと運用できれば効果的だと感じます。

自由記載の項目だけでなく、エンジニアに特化したデフォルトの項目もあります。業務内容や開発環境に関する詳細な情報をチェックボックス方式で表現できるため、エンジニアにとって実際に気になるポイントが一目でわかります。エンジニア視点に立った求人票が作成できる仕組みになっていますね。

2. スカウトの送信数や文字数に制限があるからこそ、本当に伝えたい情報に絞ってアプローチできる
スカウトの送信数が限られている分、受け取るエンジニア側からすると、一括送信ではなく選ばれてスカウトを送られていると感じてもらいやすいです。

スカウトの文字数にも、500文字までの入力制限があります。スカウト文面では、余計な情報を省き、本当に必要なことのみに絞らなければなりません。
エンジニアに伝えるべき情報を精査し、ブラッシュアップしてスカウトを送ることができた点は良かったです。スカウトを受け取るエンジニアとしても、必要な情報がまとまったスカウトは読みやすく、良い候補者体験に繋がっていると感じます。

フォークウェルでの採用実績を教えてください

鈴木:運用を開始してから約半年で、2名の即戦力エンジニアが内定承諾に至りました!

担当CSには、候補者へのアトラクトがお上手と聞きました!

鈴木:ありがとうございます(笑)。
アトラクトに力を入れているので、各面接フェーズに進むほど、候補者の志望度を上げることができたと思っています。

カジュアル面談の段階から、候補者の希望や譲れない転職の軸を必ず確認しています。候補者の希望と弊社で提供できる環境に不一致が生じてしまうと、仮に入社いただいても、早期離職に繋がってしまうので。

香坂:競合他社に負けないよう、1人の候補者にかける熱量はどの企業よりも強いです。
当社は月間で3,000万人に利用されているインフラ的なプロダクトに成長しつつありますが、エンジニアの方から、働く先として選択いただく点としては、まだ伸びしろがあります。一方、競合にはエンジニアの方にとって魅力ある環境や文化のある企業が多いので、とにかくクロージングに力を入れています。

毎週30分〜1時間ほど確保し、リクルーター全員で全候補者のクロージングやアトラクトの方法について相談しあう機会も設けています。

宮本:候補者とのタッチポイントを増やすことも重視しています。メッセージはもちろん、お電話だったり必要に応じて会食や懇親会など、労力は惜しみません。
面接だと話しづらい本音も引き出せるよう、面接後にカフェに行ってカジュアルに話せる時間を作ることもあります。

香坂:候補者とじっくり話をする機会は、面談面接を含めて平均で5回ほど、最大で12回設定することもありました。
接触を増やすにあたり、リクルーターとして選考中にサポートすることを事前に候補者に伝えています。「この人になら何でも相談できる」と思ってもらえることが鍵なので、信頼関係を構築することが大切ですね。

採用成功に繋がった要因として、担当CSのサポートも大きかったです。

CSのサポート内容を具体的に教えてください

鈴木:他の媒体でもCSにサポートいただいていますが、フォークウェルのCSからは、数字をベースに課題特定から施策提案まで具体的に意見をもらえる印象です。ネクストアクションが端的なので、やるべきことが明確になって助かっています。

一例ですが、求人票をブラッシュアップする際に、ヒートマップのデータを見せていただきました。求人票でよく見られている箇所や離脱されている箇所がデータで可視化できたので、具体的かつ説得力のある提案をもらえました。

宮本:また、こちらの状況に寄り添った上で提案してもらえる点も魅力的です。やるべきことはわかっていても、リソース的に実行が難しいこともあります。フォークウェルのCSは、工数不足の状況の中でできることを一緒に考えてくれるので、すごく前向きな議論ができています。

CSサポートのおかげで、スカウトの返信率にも変化がありました。導入後すぐは4〜7%の返信率でしたが、数ヶ月後に11%まで向上しました!

採用において、社内のエンジニアとの協力体制はありますか?

香坂:元々、CTOやリードエンジニアが自ら採用媒体を運用していました。そのため、人事組織や採用組織ができた後でも、通常では考えられないほどエンジニアが採用を動かしてくれている状態でした。今でもエンジニアからの協力は得やすいですね。

クロージングの部分では、ビジネスサイドとエンジニアが垣根を超えてカジュアルに協力しあっています。例えば、PMを採用する際、開発部門のメンバーはもちろん、ビジネスサイドの主要メンバーに参画してもらうこともあります。ビジネスサイドの採用でも、エンジニアが必要な時にはクロージングに協力してもらったり、会食に参加してもらったりします。

フォークウェルで採用した方は、活躍されていますか?

鈴木:はい!オンボーディングの一環で、入社後の半年間は人事との1on1を行っていますが、入社前後のギャップがほぼなかったと言っていただきました。選考過程で、お互い率直に良い面も悪い面も伝えていたからこそだと思います。

実際に期待していた通り活躍されているので、とても良い採用だったと感じています。

フォークウェルをどのような企業に勧めたいと思いますか?

香坂:エンジニア採用のダイレクトリクルーティング媒体と言ったら、フォークウェルは5本指に入るでしょう。その中でも、大量採用するよりはピンポイントでエンジニアを採用したい企業に向いているのではないでしょうか。

技術スタックやスカウトの返信獲得後の対応方法など、細かく設定することができるので「このポジションでこういう人を採用したい」という方向性が伝わりやすい媒体だと感じます。

フォークウェルに改善してほしい点はありますか?

香坂:強いて言うなら、アクティブなユーザーがもっと増えたら嬉しいですね。アクティブなユーザーには企業からのスカウトが集中するので、どうしても競争率が高くなります。

我々は年間で30〜40名ほどエンジニアを採用したいと考えているので、積極的な採用を継続していくためには、アクティブなユーザーが多いほどありがたいです!

ご意見ありがとうございます!

SECTION.3今後の展望

最後に、今後の展望を教えてください!

香坂:有難いことに、TVerは認知率69.9% ※注1 / 月間ユニークブラウザ数が3,129万MUB ※注2 という大規模なサービスに成長してきました。

ただ、「サービスは知っているけど使用したことがない」「アプリは持っているが最近は開いていない」というユーザーも多いのが課題です。さらに国民の生活に根ざしたサービスになっていくために、よりアプリを使いやすく開発していく必要があります。

TVerは2022年4月にフルリニューアルをしましたが、まだまだ技術的に取り組みたい、解決したい課題がたくさんあります。
優秀なエンジニアの方にジョインいただき、一緒にTVerサービスのグロースを実現していければと思っています。少しでも興味をお持ちいただいた方は、ぜひカジュアル面談しましょう!

※注1. 15~69歳の男女 / 2023年4月時点 株式会社マクロミル調べ
※注2. 2023年12月1日~31日におけるTVerサービス全体でのユニークブラウザ数

これからもフォークウェルを通してご支援させてください。
本日はありがとうございました!

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