- データエンジニア
自社開発出身エンジニアの採用に成功したSIer!クラウドエースの採用成功ストーリー
企業概要
クラウドの導入設計から運用・保守までをワンストップでサポートをする Google Cloud を専門としたシステムインテグレーター。
Google Cloud のマネージド サービス プロバイダとして、アプリケーション開発や機械学習などのあらゆる分野における技術的サポートと、コンサルティング、システム開発、Google Cloud 認定トレーニングを提供。
今後まさにクラウド業界のエースとして、クラウドインフラの市場拡大& Google Cloud の日本市場の発展に圧倒的なスピードで成長中。
フォークウェルジョブズ導入の理由と効果
課題
- Google Cloud を活用したデータ分析基盤構築案件が多く生まれる中、データエンジニアのリソースが足りない状況だった
導入の決め手
- 限られた時間で候補者をピックアップする必要があっため、経験とアウトプットをワンストップで見れるプロフィール画面に魅力を感じた
- プロフィール画面上で技術へのこだわりや学習意欲の高いエンジニアが可視化されていた
効果
- 送ったスカウトに対する、エンジニアからのフィードバックがあるため採用活動の改善につながりやすい
- SIerならではの業務の幅の広さ・自社のコンセプトを魅力に感じてくれるエンジニアに出会えた
- 社名クラウドエース株式会社
- 事業内容Google Cloud のマネージド サービス プロバイダ
- 従業員数285名
- 設立2016年11月
今回は、クラウドエース株式会社様にご協力いただき、Forkwell Jobsの活用事例について総務人事部 山下彩佳(やました あやか)様と、実際にForkwell経由でご入社されたエンジニアである技術本部システム開発部データMLディビジョン 池上有希乃(いけがみ ゆきの)様にお話を伺いました。
山下様は2020年4月にご入社され、総務人事部マネージャーとしてご活躍されています。
池上様は2021年10月にご入社され、現在は研究機関での論文分析に必要なデータ基盤開発プロジェクトを担当されています。
「クライアントから言われた通り仕事をする」という従来のイメージから、エンジニアから敬遠されやすいSIer。しかし、クラウドエース様は独自の工夫で、優秀なエンジニアの採用に成功されています。今回は特別に、エンジニアから見たSIerの魅力についてもお話いただいております。ぜひ最後までご覧ください!
写真左:池上有希乃様
写真右:山下彩佳様
SECTION.1増え続けるご要望に対して、エンジニアの体制が不足していた
まずは現在の事業のお取組みについて教えていただけますか?
山下:弊社はいわゆるGIer(Google Integrator)と呼ばれ、Google Cloud をワンストップで提供する事業を展開しています。Google社とは強固な関係性を築いており、これまでGoogle社からは数々の表彰をいただき、2018年にはアプリ開発の分野において世界一の表彰もいただいています(参考URL)。
そのほかの事業範囲としては、Google Cloud の提供や、最新技術を駆使したアプリケーションの開発、Google Cloud のオフィシャルトレーニングサービス、Chrome bookの提供等、Google Cloud を用いたサービスを幅広く展開しております。
続いて、エンジニア採用に注力し始めたきっかけは何だったのでしょうか。
山下:近年、データ分析の重要性が謳われる中、クラウドエースでも、Google Cloud 利用料は2017年から2020年にかけておよそ11倍増加しております。その中で、膨大なデータに対するGoogle Cloud の処理能力を生かした、データ分析基盤構築のお問い合わせを多くのお客様からいただいております。
一方、ご要望にお応えできるデータエンジニアが不足している背景があり、募集を強化することにしました。
SECTION.2採用リソースの確保が厳しい中、学習意欲の高いエンジニアが可視化されているForkwell Jobsに魅力を感じた
ありがとうございます。それでは、山下様からForkwell Jobsの導入に至った背景を教えてください。
山下:エンジニアを採用するにあたり、弊社では書類選考の段階から一部の現場エンジニアに協力してもらっています。その中で、一般的な職務経歴書や履歴書を詳しく書いてくれているエンジニアはまだまだ少ないと感じています。一人一人直接面談する時間が取れれば良いのですが、現場のリソースは厳しく、人事としても技術的な深い質問に答えることはできず、全てをカバーすることは難しい状況でした。
そこで、プロフィール画面上でエンジニアの経歴やアウトプット、個人としてどのような活動をしているか等を把握できるForkwell Jobsに魅力を感じました。経歴だけでなく、技術へのこだわりや遊び感覚で何かを作ってみたなど、学習意欲の高いエンジニアがきちんと可視化されていると感じ、導入を決めました。
SECTION.3エンジニアの友人から「Forkwellが良いよ」と紹介してもらった
続いて、池上様の転職のきっかけや、Forkwellを使った理由について教えていただけますか?
池上:Forkwellを知ったきっかけは、友人からの紹介でした。私は大学院を卒業後、アドテク系企業に入社し、WEBのアクセスログを用いたデータ分析業務に携わっていました。その後、スマートフォン用の日本語入力アプリの企業に転職し、ディープラーニングを使った予測入力機能の開発に携わりました。その中で、「もっと色々な案件に関わり、業務の幅を広げたい」という思いが芽生え、転職を考えるようになりました。
まずは、色々な転職サービスに登録を始めたのですが、友人から「Forkwellが良いよ」と紹介を受けたんです。Forkwellは、他のサービスよりスカウトが届いたり、「私のプロフィールをちゃんと読んでくれている」と感じるスカウト文が多かったです。そこからカジュアル面談を5社ほど受け、選考に進んだのがうち4社、最終的に入社を決めたのがクラウドエースでした。
SECTION.4エンジニアからのフィードバックが採用の質を上げていく
山下様の目線で、他サービスと比較したForkwell Jobsの使い勝手を教えてください。
山下:ダイレクトリクルーティングのスカウトは、企業側からの一方通行なコミュニケーションに陥りやすいのですが、Forkwell Jobsはスカウトに対するフィードバックがもらえるのが嬉しいです。
そのため、エンジニアの方から「もらったメッセージがテンプレっぽかった」と言われた時はショックだったのですが、「なぜテンプレっぽく思われたのだろうか?」「今度はこうしてみよう」と考えるきっかけになりました。フィードバックをもらえることで、コミュニケーションに磨きをかけられるんです。これはForkwell Jobsのめちゃくちゃ良いところなのではと感じます。
なるほど!スカウトに対するフィードバックを、採用活動の質を上げるヒントとしてご活用いただいているのですね。
山下:採用担当者は、多忙であるためについ一括送信に頼りがちになってしまいます。しかし、受け取るエンジニアの方の気持ちを考えると絶対に「あなたのここがよかった」という心のこもったスカウトにするべきです。弊社では、厳選したエンジニアに対して質の高いスカウトをお渡しできるように心がけています。
機能面としては、Forkwell Jobsはフレームワークでもデータベース検索ができることも柔軟性の高さを感じます。また、CS(カスタマーサクセス)の対応についても、担当者とのやり取りが迅速に行えるので、スムーズに連携が取れたことがとてもよかったです。今後はさらに振り返りの機会や提案の機会が今より増えると嬉しいです。
ありがとうございます。続いて、採用に関する貴社の体制をお聞かせいただけますか?
山下:弊社はSIerのため、各ディビジョンで現場で使う技術やフレームワークが異なります。そのため、採用に関わる現場エンジニアとのミーティングを隔週で行い、その場で検索要件や求人票のレビュー、スカウト文に対する見直し等細かい点まで認識合わせを行なっています。ミーティングは隔週で行い、採用に関わる現場エンジニアに参加してもらっています。
現場エンジニアとすり合わせの上、日々スカウトを送っているのですね。
山下:例えば「スカウトがテンプレっぽい」とフィードバックを受けたときには、現場エンジニアに「どのあたりがテンプレっぽいと思うか?」と意見を求めています。候補者のピックアップの際は、現場エンジニアと人事がそれぞれデータベースを検索しています。
ちなみに、検索条件に自分の名前をつけて保存することで、人事と現場の目線合わせとして活用しています。また、Forkwellは通数制限があるのですが、逆を言えば数が決まっていることで採用の質を上げられる可能性が十分にあると感じています。
SECTION.5SIerならではの業務の幅広さが、自分のキャリアに有益だと感じた
池上様がSIerを選んだ理由を教えていただけますか?
池上:「もっと色々な案件に携わり業務の幅を広げたい」という思いで、色々な企業の話を聞いていました。中でも、Google Cloud を用いてトップレベルの案件に携われるクラウドエースはとても魅力的でした。そして、クラウドエースのコアマインドにもある「Honest(正直でいよう)」も素敵だなと思いました。
山下:選考の段階でも、実際のところフルリモートでもコミュニケーションが取りやすいのかどうか気にされていましたよね。細かいニュアンスを理解する必要がある自然言語の領域だと、会話しやすい環境を作ることは特に重要だと考えています。結構、リモートワークでのコミュニケーションのとりやすさは気にしている方が多いのではと思います。
以前、Forkwell質問箱で弊社が行った回答は、実は一番ビューが伸びているんです。
続いて、池上様にご質問です。SIerに対して敬遠されるエンジニアも多いと思うのですが、実際に働いてみてどのように感じますか?
池上:自社開発で自分のやりたいことを形にすることも良いと思いますが、限定的な環境で解決を積み重ねることは、その現場でしか身につけられない技術や経験が得られるメリットがあると感じています。
山下:SIerだと「クライアントから言われた通りに仕事をしなくてはならない」と思っているエンジニアの方も多いと思います。実際の現場として「そんなことは全くない」とは言いがたく、まずはお客様がやりたいことを聞く必要があります。ただ、お客様のやりたいことがふわっとしていたり、やりたいことに対してお客様の考える手段が最適なのかを見極めることは積極的に行っています。
当社では「SI2.0」という独自のコンセプトを掲げており、SIのバージョンアップを目指しています。弊社のGoogle Cloud トレーニングサービスはまさに「SI2.0」を体現しており、お客様自身がGCPの知見を持っていただくことで、自社内でDXを推進する体制に変化を生めたらと考えています。
SECTION.6世界を舞台に、Google Cloud の総合パートナーを目指す
最後に池上様から転職活動中のエンジニアに向けてメッセージをお願いいたします。
池上:SIer、というだけで敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、まずはカジュアル面談で話を聞いてみて欲しいです。なぜなら、スカウトの文面だけだと分からないことも多く、その時は興味が持てなくても、とりあえず話を聞いてみたら興味が湧くことがあるからです。
自分の視野を最初から絞り込まず、色々な会社の話を聞いてみることで新しく自分が成長できる環境が見つかるのではと思います。
続いて、山下様より今後のクラウドエース様の展望を教えていただけますか?
山下:昨年丸紅株式会社との資本提携を発表しましたが、国外でのGoogle Cloud の展開を進めていきたいと考えています。日本を含めた各国でクラウドエースのクライアントを広げ、Google Cloud の総合パートナーを目指しています。そのために、まずは社員3000名の目標を掲げています。